乳がんの治療費用はどれくらい?知っておきたいがんの現実
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先日、俳優の今井雅之さんが
大腸がんで闘病中であることを公表されていました。
日本においての死亡原因の1位は昔から変わらず「がん」です。
今回は女性にとって特に怖いがんのひとつである「乳がん」について
その実態と治療費用などに触れてみたいと思います。
乳がんの現状

乳がんは日本人女性にとってもっとも多いがんです。
2013年の乳がん患者数はおよそ13万人で、(全国乳がん患者登録調査報告書)
2番目に多い胃がんの約7万人に対して、2倍近い患者数となっています。
乳がんの費用

それでは、もし実際に乳がんになってしまった場合、
その費用はどのくらいかかるものでしょうか?
かかる費用としては
- 医療費
- 通院のための交通費・宿泊費など
- その他費用(サプリメント、かつら、ストレスを癒すためのエステ費用など)
そして費用面だけでなく、収入の減少も考えなくてはいけません。
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治療している間は働けないか、
働けたとしても治療開始前と同じ仕事は難しいでしょう。
実際、乳がん患者のおよそ3割が、職務の変更あるいは退職を迫られているそうです。
以前著者のお客様に、かかった費用の総額を伺ったことがあるのですが、5年間の乳がんにかかった費用総額は460万円ほどだったそうです。
(治療費の他、交通費や治療に関わる書籍代、漢方薬などの雑費含めた領収書の合計金額)
治療開始1年目に特にその費用は集中しており、手術や放射線治療などの通常の治療費の他、女性用下着なども治療専用の物を買い揃えなくてはならず、(下着など専用衣服の購入だけで10万円ほどかかったそうです)
とにかく強くお話されていたのが、多額の医療費がかかることと、収入減少というダブルパンチであるということのようです。
乳がんにならないためには

そもそも乳がんの発生と進行には、女性ホルモン(エストロゲン)が関係あると考えられています。
食生活の欧米化に伴い、高タンパク・高脂肪の食事が増え、日本人の体格は向上し、そのため女性の初潮が早まり、閉経の時期が遅くなるという傾向があります。
そして女性ホルモンの影響を受ける時期が長くなったことが、乳がん増加に関連があると言われています。
乳がんに限らず、がんにならないために重要なことは、食生活の改善や規則正しい生活、
また適度な運動やストレスをためないこと。生活習慣を正すことが何より重要です。
乳がんに関しては確かに遺伝の関連性も言われていますが、それよりも大きな影響を与えるのが生活習慣です。
20代・30代は生活習慣が乱れてしまいがちですが、少しずつ規則正しくしていけたらいいですね。
まとめ
乳がんで助かるかどうかの大事なポイントは、早期発見できるかどうかです。
乳がんに罹ってしまうことは確率の問題も関係しますから、避けられないこともあるとして、
早期発見できるかどうかは自分自身でなんとかできます。
- 生活習慣の改善
- 定期的な乳がん検診
- がん保険などで治療費の確保
これらは自分でできることですから、一つずつでも準備していきましょう。
(ライター FPこまた)
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この記事を書いた人

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